固相抽出装置がGC/MSに搭載され、オンライン全自動処理を実現。メタボロームの固相保持、脱水、誘導体化、GC/MS注入まで完全自動分析。
GC-MS分析の難点だった前処理(脱水。誘導体化)の課題を解決することで、GC-MSのメリットである高感度・一斉分析・データベースなどを最大限生かせます。アミノ酸、有機酸、短鎖脂肪酸などのイオン性成分に加え、糖を含めた一斉分析も可能です。
□固相誘導体化技術(特許取得済)の自動化
固相カラムにイオン交換作用でメタボロームを保持した状態で脱水、誘導体化を行う。
□サンプル(抽出液など)をサンプルトレーにセットしGC-MSシーケンスをスタートするだけ
□対象成分は、アミノ酸、有機酸、糖、短鎖脂肪酸、核酸塩基などを一斉分析可能
□数mgの微量充填カラムで溶媒や誘導体化試薬量の削減に貢献
誘導体化試薬1本(市販アンプル1mL程度)で数十検体処理可能
□自動化と固相誘導体化技術による高い再現性
□導入実績:製薬メーカー、食品メーカー、化学メーカー、住宅機器メーカー、大学など
0.1mmまで制御できるロボットアームによって、高度な再現性を実現しました。
前処理はロボットに任せて、他の業務に注力できます。
新開発のFlash-SPEによって試料の全量注入が可能になります。
胃袋型大量注入口装置と組み合わせることで、前処理を完全自動化することが可能です。
作業はバイアル瓶に詰めて装置にセットするだけ。
従来のメタボローム分析では採取した試料を溶媒抽出した後に遠心濃縮、凍結乾燥、誘導体化などの煩雑で長時間の前処理が必要でした。
固相誘導体化法により抽出後の前処理時間を短縮が可能となりました。
STEP1:試料負荷&保持
STEP2:洗浄
STEP3:脱水
STEP4:誘導体化
STEP5:溶出
多検体を同時処理した場合に、誘導体化後の経過時間が結果の再現性を左右します。
本装置を用いて自動誘導体化-直接注入を行うことで、検体の誘導体化後の時間が均一になり良好な再現性を得られます。
アミノ酸/有機酸/アミン/核酸塩基 | アミノ酸/アミン | 有機酸 |
核酸塩基 | 糖類 | アミノ酸/有機酸/アミン/核酸塩基/糖類 |
短鎖脂肪酸 |
農作物 | 加工食品 | 飲料 |
生体試料 | 血清/血漿 | 尿 |
JASIS2020新技術説明会
全自動メタボローム分析
メタボローム分析手動前処理法(固相誘導体化法)