Solution
ソリューション
におい分析/異臭・カビ臭
におい分析/異臭・カビ臭の課題
におい分析/異臭・カビ臭のソリューション
固相捕集-溶媒溶出法(FE法)により、高速、高感度分析が可能です。 さらにオンラインSPE-GCシステム用におい分析オプション『SPL-P100FE』を用いることで分析が可能となり、固相誘導体化法で通常のGCMSMSでは難しいようなターゲットも分析可能です。
固相捕集-溶媒溶出法
固サンプルバイアル中の気相を固相カートリッジに吸引通気させ、揮発成分を捕集し、その後、固相からの溶出液を全量GC/MSに注入します。
メリットとして、溶媒溶出により熱に弱い成分や高沸点成分の分析、溶出液の全量注入による高感度分析、オンサイトサンプリングが可能となり、誘導体化による検出感度の向上します。
固相誘導体化技術
固相誘導体化法は従来の誘導体化反応に比べて、短時間・高効率・省溶媒で反応させることができるため、再現性の向上・コストダウンなどのメリットがあります。
また、オンラインSPE-GCシステム『SPL-M100』と組み合わせることで、前処理~測定までを自動化することができます。さらに固相からの溶出液を全量GC/MSに導入することができるため、高感度化も期待できます。
オンサイトSPEサンプリング法
オンサイトSPEサンプリング法とは試料採取現場で試料を固相カートリッジに通水し、その固相カートリッジを分析室に持ち帰って分析する手法です。
従来の水環境モニタリングでは試料採取現場で大量の試料水を採取し、それをラボに持ち帰って前処理、分析を行っていましたが、そのためには試料水の運搬や輸送に少なくない労力や費用が必要です。それに対しオンサイトSPEサンプリング法では固相カートリッジを持ち帰るだけでよく、さらにSPL-P100で使用する固相カートリッジ「Flash-SPE」は充填量の少ない小型固相のため通液する試料水の少量化、容易な輸送など労力と費用を抑えることができるため、遠方のサンプリングにも活用が期待されます。
におい分析の新しいスタンダードSPL–P100FE
従来の固相捕集-溶媒溶出法は、固相に捕集した目的物質を溶媒で溶出した一部しかGCに注入しておらず効率が悪く感度が低いという欠点がありましたが、固相に捕集したにおい成分を溶媒で溶出しながらGCに全量注入することで効率的で高感度な分析が可能となりました。
また、固相からの全量注入が可能なオンラインSPE-GCシステムと組み合わることにより目的物質を効率的かつ高感度に分析することが可能になります。
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