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河川水中のPFAS分析
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Analysis

分析方法

河川水中のPFAS分析

オンラインSPE-LC/MSシステムを用いた河川水中のPFOA分析

オンラインSPE-LC/MSシステムを使用することで固相抽出からLC注入し測定までを自動分析することが可能です。

・試料の少量化
・窒素ガスパージ濃縮の省略
・前処理の短時間化かつ自動化

概要

対象化合物(PFAS)

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オンラインSPE-LCシステム概要

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本分析法の特徴

混合注入バルブシステム【MiVS】(特許出願中)

八方バルブの流路を工夫したバルブです。固相からの溶出液をバルブ内で希釈液(水等)と混合し、その後バルブを切替えへLCカラムへ導入します。例えば逆相モード分析では、溶出液を水で希釈してLCに導入することで注入量が多くても良好なピーク形状が得られます。バルブ内での混合機能は、試料のpH調整や誘導体化への応用も可能です。

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FlashーSPE(特許取得)

充填量が数mgとごく少量なので固相抽出の小スケール化が実現し、溶媒削減にも効果があります。

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分析結果

検量線

超純水に混合標準液を添加し、試料中濃度が0.5-10 ng/Lになるように調製した試料を本システムで測定し作成した検量線を図1に示します。相関係数は3成分とも0.999以上の良好な直線性が得られました。

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添加回収率と再現性

  河川水をそのまま本システムで測定して得られた定量値と河川水に試料中濃度が5 ng/L増加するように標準液を添加して得られた定量値から得られた回収率及びその再現性を表1に示します。各成分とも良好な回収率と再現性が得られました。尚、本試験で河川水からPFOAが5.4 ng/L、PFOSが2.9 ng/L(定量下限以下)検出されました。

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MRMクロマトグラム

  暫定指針値50 ng/Lの1/10の濃度である5 ng/Lの超純水への添加試料(A)、河川水(B)及び超純水(操作Blank)(C)の本システムで得られたMRM定量イオンクロマトグラムを図 2に示します。いずれも良好なピーク形状で、5 ng/Lにおいても十分な感度を得ていることが示されました。一方操作ブランク(C)ではPFOAが0.17 ng/L検出されました。

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