食品中に残留した農薬(残留農薬)を測定するための分析手法です。
抽出操作に『QuEChERS法』、精製操作に『固相抽出法』を採用した分析法で、
Solidphase extraction Technique with QuEChERS method を縮めて『STQ法』と呼んでいます。
現在ではそれを応用した個別分析や農薬以外の分析法も広い意味でSTQ法と言っています。
個別分析:グリホサート、ジチオカルバメート、ネオニコチノイド、動物薬一斉分析、マラカイトグリーン、アフラトキシンなど分析需要の高い成分に対応しています。
・国内約 100 か所の導入実績(一部工程の採用も含む)
・提案開始より約10 年の実績による安定運用
・STQ 法ユーザーの内、半数が前処理装置をご導入され自動化を実現。
・主な導入先:農水省、地方衛生研究所、保健所、登録検査機関、受託検査機関、
食品飲料メーカー、農業団体、生協、食品輸入商社、大学など
・当社およびユーザー様による学会発表や論文投稿多数
・ISO17025 認定も複数あり。認定書試験法欄にに「 STQ 」の文言記載実績も。
・某技能試験で最も多い参加率の手法(次いで厚労省通知一斉試験法)
・AOAC に論文掲載
・個別法への応用も提案
電子天秤、粉砕機、シャフトジェネレーター、遠心分離機、マニホールドといった器具・設備のほかに、試薬計量スプーンやSTQ法前処理用試験管ラックなどがあるとより効率的に分析することが可能です。
濃縮操作を行わないためロータリーエバポレーターは不要です。
青果物や加工食品の添加回収試験結果をアプリケーションノートとして公開しています。
公開されていない試料については、ご要望があればお問い合わせフォームよりご連絡ください。 次回以降の参考とさせていただきます。
弊社ユーザー様がSTQ法でISO17025を取得した実績があります。
※手動分析/自動分析のどちらでも実績有