試料粉砕時にドライアイスとサンプルを一緒に粉砕することで、低温状態でサンプルを粉砕する手法です。
非常に細かく粉砕することができ、通常の粉砕では難しい試料も粉砕可能です。
低温状態で粉砕するため、酵素活性を抑えたまま粉砕することができます。
また、熱が発生しないので、サンプルの熱変性や成分の熱分解などを抑えることができます。
市販品で予冷式ドライアイス凍結粉砕法は出来ません。
ドライアイスは粉砕時に一気に気化し体積が膨張するため、排気穴のない粉砕機を使用すると蓋やカッターの刃が外れて大変危険ですので絶対にお止めください。
操作性はペレット状ドライアイスの方がよいため、あらかじめ粉砕の予定がある・1回に複数のサンプルを粉砕する場合はペレット状ドライアイスの使用をお勧めします。
直近まで予定がわからない・粉砕するサンプルが少ない場合はドライアイス製造装置の使用をお勧めします。
必ずサイフォン式液化炭酸ガスボンベに直接接続してください。
通常の炭酸ガスボンベではドライアイスの製造は出来ません。
約3-4kg程度の製造が可能です。
一般的なレギュレーター等を用いての残量確認はできません(※)。
重量計などである程度の残量確認は可能です。
※液化炭酸ガスは完全に空になるまではボンベ内が常に高圧状態となるため